しずおか和牛とは

ABOUT SHIZUOKA WAGYU

静岡県の新しい和牛ブランドとして

しずおか和牛とは2017年3月6日の浜松食肉地方卸売市場で発表された静岡県の黒毛和牛ブランドです。

静岡県は元々高品質な黒毛和牛を生産する土壌が有り、県内に散開する地域ブランド「特選和牛静岡そだち」「遠州夢咲牛」等は全国各地の品評会でも上位に入賞を重ねるなど高い実績があります。

しかしその品質と実績に比べ、知名度は全国区と言えないのもまた事実。そこで、静岡県、JA経済連、静岡県下の農協、食肉事業連合会、畜産協会、卸売業者で協議を重ね、静岡県の和牛ブランドとして改めて県外はもとより海外へ展開していく事も視野に発足した和牛ブランドです。

しずおか和牛 頂上

「しずおか和牛」のうち、肉質等級が5等級に格付けされた特に優秀なものだけが「頂上」を冠することを認められます。

しずおか和牛

最長飼養地が静岡県である、26ヶ月齢以上の黒毛和種の枝肉で、肉質等級が3等級以上に格付けされたものです。

時代に育まれた牛の系譜を紡ぐ

鎌倉末期に書かれた、国産の牛十選を説いた図説「国牛十図」に遠江牛(遠江は現在の静岡県西部地方)に関する記述があります。古来より牛の飼育が盛んであったことを窺い知る事のできるこの記述。それは、良い牛が育つ土壌が静岡にある証明でもあります。上質で美味しい牛肉が生まれる環境に、これまでに培われた生産者の努力と技術が相まって極めた和牛、それが「しずおか和牛」です。

国牛十図 藤原貞幹序 安永七(1778)年 東京大学農学生命科学図書館 蔵